■祝儀扇とは?

黒骨で裏表が金銀のものを祝儀扇といいます。

結婚式で黒留袖、色留袖をお召しになるときには必ずお持ちください。黒塗りの骨に金銀の紙を張ったものが一般的です。留袖以外の着物をお召しになる方も、祝儀扇を帯に挿すことによてお祝いの心を表現します。扇は帯の左手側に挿し、挨拶するときには両手で持ちます。

 

■帯締めについて

昔は礼装用の帯締めといえば丸ぐけでしたが、今は丸ぐけ・組紐のどちらでもお使いいただけます。片側だけに色や模様の出る水引の帯締めがありますが、金と銀なら金、白と銀なら銀が左手側にくるようにしましょう。結んだときに濃い色や模様が自分の左手の方になります。

 

■指輪、帯留め、髪飾りの素材やデザインの決まり?

アクセサリーは礼装の拡張にふさわしいデザインであれば、素材の決まりはありません。五大宝石と呼ばれるダイヤモンド、ルビー、エメラルド、サファイア、真珠は礼装によく似合います。これ以外の石でも品位があるものでしたら問題ありません。べっ甲、サンゴ、蒔絵もフォーマルに使えます。

 

■紋のない着物で結婚式に行くのはOK?

結婚式のような慶事の場には、基本的に紋のある着物を着るものです。しかし、今は訪問着でも紋のないものを持つ人が多いです。着物が結婚式にふさわしい色柄でしたら、着物を着るという気持ちを大切にして、紋がない着物でも着て行ってかまいません。ただし、帯は祝儀用の華やかなものを締めましょう。

 

■振袖は何歳まで着てもいい?

近年は結婚が遅くなり、三十代~四十代の未婚の女性が増えてきています。振袖を着て、自分で似合うと思ったら、または周囲の人に聞いて大丈夫と言われるようでしたら、ぜひ振袖で出席して会場に花を添えてください。振袖はそろそろ卒業と思われるのでしたら、色留袖や訪問着をお召しになるとよいでしょう。

 

■白地の着物は結婚式に着てもいい?

花嫁の白無垢でもない限り、着物は地色が白でも華やかな模様が染められているものですし、合わせる帯や小物にも色があるものが多いです。真っ白な装いになることはないでしょう。慶事の場にふさわしい品のある装いでしたら、白地の着物を着ても大丈夫です。

 

■夏の結婚式には絽がいい?

夏の礼装のお着物をお持ちでしたら、ぜひお召しください。しかし、近年は空調設備が整っていますから、室内なら袷の着物でも問題ないでしょう。現在の花嫁衣裳は一年を通して袷ですので、装いを揃えるという意味でも袷の着物でよろしいかと思います。記念写真に写る親族の場合は、周囲の袷の着物の方と色が違って見えることがありますので、両家で事前に相談されておくとよいです。