■お祝いの渡し方

1.手荷物はクロークに預け、受付に並びます。後ろの方をお待たせしないように、袱紗の包みは、先にバッグから出して用意しておきましょう。
2.まず、「本日はまことにおめでとうございます」と挨拶します。
3.袱紗は包みの端が手前にくるように持ち、手前から開きます。
4.次に自分の右側を開きます。開いた袱紗の端は左手でまとめて持ちます。
5.右手で祝儀袋を取り出します。袱紗をすべて開く必要はありません。
6.いったん祝儀袋を置き、袱紗は軽くたたんでバッグとともに下座側に置きます。
7.右手を祝儀袋の右上、左手を左下に添え、右回りで祝儀袋の向きを変えます。
8.祝儀袋が受付側に向くようにして、「お祝いの気持ちです。お納めください」と挨拶してお渡しします。

 

■祝儀扇の使い方

金銀の地紙を貼った祝儀扇は、慶事の儀式用で挨拶するときなどに用いります。祝儀扇を持って挨拶することは、丁寧で相手に対する敬意を表します。挨拶以外のときは帯の左脇に挿しておきましょう。なお、祝儀扇ではあおぎません。

1.使わないときは、帯の左脇に、帯と帯揚げの間に先を2~3センチ出して挿しておきます。
2.挨拶するために使うときは、まず左手で扇を引き出します。
3.左手の下に右手を添えて、扇を引き抜きます。
4.右手で扇の要のあたりを持ち、左手を先に添えます。その際、肘を張らないようにしましょう。
5.扇は体につけず、やや離して持ちます。
6.そのままお辞儀をします。上体が丸くならないよう、30度くらいのつもりで頭を下げます。

 

■スピーチをするときに注意すること

スピーチを依頼されたら、快くお受けしましょう。立場に合わせて、お祝いと幸せを祈る言葉、新郎新婦との明るいエピソードや人柄、能力をほめる内容など3分くらいにまとめて話すとよいでしょう。切る、割る、失う、別れるといった忌み言葉は使わないように注意しましょう。スピーチの際は背筋を伸ばし、胸を広げて、あごを引きます。指先は揃えて手を重ねます。

 

■乾杯の作法

グラスを右手で、帯よりやや上くらいに持ちます。ワイングラスやシャンパングラスなら、ステムを持ちます。このとき左手は添えずに、片手で持ちましょう。乾杯の音頭でグラスを上げるときは、グラスの縁が口の高さから目の高さになるくらいに上げます。なお、周りの人とグラスを打ち合わせることはしません。

 

■着物での立ち居振る舞いで注意すること

手を伸ばして物を取るときは、袂を押さえ、袂でテーブルをすらないようにします。また、着物に限らず、姿勢を良くして大きな声でしゃべらない、食事のときは食器の音を立てず、同席の方と食べる速さを同じようにするといったことに注意しましょう。

 

■席でバッグを置く位置、座る姿勢

バッグはテーブルや床に置かず、椅子の背と自分の間に置きます。着物のときは、帯が背につかない程度にやや浅めに、背筋を伸ばして姿勢よく腰かけます。足はやや引き気味にして、片足を半歩ほど引いて合わせます。なお、食事でナプキンを使うときは膝に置き、衿に挟んだりしないようにします。

 

■立食の披露宴パーティで注意すること

料理をいただくことが目的ではないので、できるだけ大勢の人とお話ししましょう。料理はいただける分だけ取るようにして、残さないように。オードブル、メイン、デザートとそれぞれ順番に取りに行くのが基本ですが、それができないときは少量ずつ1皿に取ります。料理をいただくときは、グラスはテーブルに置きます。グラスについた口紅はぬぐっておきましょう。また、飲み物は、歩きながら飲んではいけません。