男性着物の小物について2【松山市なら、即日発送可能】

記事公開日:2017年5月2日
カテゴリー:和装小物


■腰紐

男性の着物の着こなしは帯の位置で決まります。帯の位置が上過ぎても下過ぎても間の抜けた、締まりのない恰好に見えてしまいます。そのため、腰紐を腰骨の位置できちんと占めることが大切なのです。素材は伸縮性のあるゴム状のもの、マジックテープになっているもの、女性と同じモスリンなどもあり、自分に合う締めやすいものを選びます。色は男性の着物は濃い色のものが多いので紺色が多いですが、夏に淡い色の着物を着る時には白を使用した方がよいでしょう。

 

■足袋

男性の足袋には黒、紺、茶色などがあり、普段着にはよいですがお茶席や礼装では白の足袋を履きます。素材は羽二重、木綿、合繊などがありますが、木綿のものがご自宅でお手入れができますので人気が高くよく使われています。夏には表地がキャラコ、裏地が晒しか木綿のもの、冬には表地がキャラコ、裏地にネルが貼ってあるものもあります。夏用の単仕立ての足袋もありますが、あまり出回っていません。細かくどの足袋をどの時期に履くかは決まっていませんので、気候に合わせて選ぶとよいでしょう。こはぜはお茶席では4枚もしくは5枚のものがよいですが、5枚こはぜのものは長時間座っていると足がしびれやすいので注意が必要です。

 

■草履

男性の草履を雪駄(せった)とも呼びます。これは、草履の裏に革を張ったものです。地方によっては、普段履いている草履のことを雪駄と呼ぶところもあるそうです。草履の底に革が張ってありますので、湿った場所を歩いても湿気が通らず、底が痛まないのが喜ばれたようです。年代がたつにつれて、底の皮が減るのを防ぐために、尻鉦を打つようになりました。現在では革の代わりにゴムを張ったものもあります。礼装には畳表に白の鼻緒の草履を履きます。お茶席では畳表は同じですが、鼻緒はビロードや綴れの紺やグレー、深緑などが付いたものを合わせます。普段着の場合はエナメルのものなども合わせることがあります。

男性着物の小物について1【松山市なら、即日発送可能】

記事公開日:2017年5月1日
カテゴリー:和装小物


■長襦袢

女性と同様に着物のすぐ下に着るもので、下着の形を整えて着物を着やすくする役割があります。長襦袢を着ることによって着用した際に奇麗なラインを出すこともできます。男性の長襦袢は女性と比べて身頃と袖の縫い付けが多く、女性の振りの部分が少ないのが特徴です。また、女性と違い衿を抜くことはありません。布地は礼装、準礼装用には羽二重かパレスなどが多く、普段着にはモスリンもあります。男性のものは表裏ともに同じ布を用いてあります。裾の仕立て方が女性とは異なり、裾山から引き返しm裾布を身頃の裏側へ折り返して、「わ」のまま仕立てています。なお、普段着や夏は半襦袢とステテコなどの組み合わせをすることもあります。長襦袢も半襦袢も衿に半衿を付けてから着用します。色柄は着物の色に合わせますが、やや派手なものを選びます。男性の着物は無地が多いので、羽織の裏や長襦袢などに派手な柄の入っているのも男性のおしゃれのポイントですね。

 

■半衿

半衿も女性同様に長襦袢や半襦袢の衿に汚れが付くのを防ぐのと装飾を兼ねています。男性は式服の時は白の半衿をかけますが、お茶席では紺、茶、グレーなどの色衿をかけます。着物と同系色もしくは異なる色を合わせてコーディネートをしましょう。素材は、羽二重、塩瀬、琥珀、絽、麻などがあり、合繊のものも普及しています。袷、単衣、薄物などの着物に合わせて、半衿をつけます。袷と単衣の襦袢には塩瀬もしくは羽二重などを、絽の襦袢には絽のものをかけます。麻は盛夏や麻の着物に合わせます。

 

■肌着

男性の肌着は、肌襦袢にステテコもしくはUネックかVネックで衿周りの開いたTシャツにステテコを着用します。汗取りや足さばきをよくするために、必ず肌着を着ましょう。肌着は直接葉dに触れるものですから、吸湿性がありご自宅でお手入れできるものを選びましょう。また、上の着物に響かないこと、肌になじむこと、足さばきがよいこと、などを目安に選びます。肌襦袢は袖幅、衿幅が狭く、脇に身八つ口がある、熱の発散にも役立っています。布地は吸湿性、吸水性に富み、丈夫で洗濯ができるさらし木綿もしくはガーゼを選ぶとよいでしょう。夏にはさらしが気心地はさらりとしていておすすめです。

着物の小物について4【板橋区なら、即日発送可能】

記事公開日:2017年4月30日
カテゴリー:和装小物


■足袋

足袋にも色柄の入ったものがありますが、お茶席では必ず白を履きましょう。白い足袋はどんな着物にも合い、着物姿全体を引き締めます。こはぜが3枚~5枚のものがありますが、着物の裾と足袋の足首から肌が見えない方がよいので、4枚か5枚のものがよいでしょう。ただし、長時間座ることがある場合は5枚だと足がしびれやすくなりますので注意しましょう。素材は羽二重、木綿、合繊のものなどがありますが、一般的には洗うことができる木綿が多く、夏足袋、冬足袋があります。ほかには、数は少ないですが盛夏用に単仕立ての足袋もあります。外出用の足袋カバーなどもありますので、外を歩くときは足袋を汚さないために利用するのもよいですね。新しくおろす足袋は、一度水を通してから履くとすんなり履くことができます。また、お稽古やお茶会には替えの足袋を用意し、足袋を入れて持ち歩き、待合などで履き替えます。

 

■草履

和装に不可欠な草履、素材は布、革、ビニール、綴れ、佐賀錦など、夏物には絽やパナマなど様々なものがあります。若い方はかかとを高めに、年配の方はかかとを低めに、と意識するとよいでしょう。お茶席には草履の決まりがありませんが、着物とのバランスを考え、あまりかかとが高すぎず、派手すぎないものを選ぶとよいでしょう。しかし、初茶会などのおめでたい趣向のものには、金銀のものでも結構です。

 

■雨の日の装い

和装にとって雨は大敵です。とはいえ、雨だからといって出かけないわけにはいきません。着物は裾が足首あたりまであることから、雨のはねを特に気を付けなければいけません。そこで、着物や帯などを雨から守るために、また訪問先の畳や床を汚さないために和装ならではの雨対策をします。まず、外出する際には道行コートなどの代わりに撥水加工を施した雨コートを着用します。これは着物の裾が出ないように足元までの長いものを選びます。訪問先では玄関の前で脱いでから伺います。また、草履には雨や雪の際にビニールでつま先を保護したものが市販されていますので、利用してみてもよいでしょう。雪の多い地方などでは重宝されます。

着物の小物について3【板橋区なら、即日発送可能】

記事公開日:2017年4月29日
カテゴリー:和装小物


■腰紐

着付けをする上で色々な小物が必要になってきます。その中でも美しい着物姿に欠かせないのが腰紐です。腰紐の結び方で着付けの出来栄えも変わってくるほど、重要な小物です。流行があるものでも、高価なものでもありませんので、よいものを持っておきたいですね。良い腰紐とはどういうものかと言うと、幅約5cm、長さ約1.2m程度のものでしっかりしたもの、中に芯が入っていないもの、よく締り緩みにくいものです。また、濃い色の腰紐は汗などで色落ちしてしまうことがあるので、白やピンクのものの方がよいでしょう。

 

■伊達締め

伊達締めとは長襦袢や着物の胴回りを、腰紐を締めた上からさらに巻き、帯の位置を決めたり、おはしょりを整えたり、胴回りをすっきりと見せる役割があります。そのため、すべりにくい布地でゴワゴワしないもの、吸湿性があり、腰紐同様に色落ちしにくいものを選ぶとよいでしょう。素材は博多織、絹無地、絞り、小紋、化繊、ゴム地などがあります。見えない部分ではありますが、隠れた部分こそ素敵なものを選び、おしゃれを楽しみたいものです。

伊達締めの位置はおのずと帯の位置を決めるので、若い女性はバストの下、胸高に締め、年配の方はウエストにゆるやかに締めましょう。伊達締めの下の線からおはしょりの舟底まで約10~12cmのおはしょりを作ると帯を締めた時にきれいに仕上がります。

 

■帯板

帯板は帯を締めた時に、帯にシワが入るのを防ぎ、胴回りを平たんにすっきりとさせるものです。晴れ着はもちろんのこと、街着にも必ず使用します。また、体の前につけるので前板とも呼び、代わり結びをするときには体の後ろに使う後ろ帯として使うこともあります。帯結びをするときは、体に二巻きしますが最初の一巻きの部分に帯板を入れます。この時に帯板が帯の下からはみ出ないように、二つ折りにした帯の「わ」の中に入れます。帯板の大きさは幅約14cm、長さ約40cmのものが使いやすいですが、帯の脇にシワが出るようでしたらそれよりも長めのものを使います。ベルト付きの前板は、自分で着付けるお太鼓結びなどで帯を結ぶ途中に帯板を入れる手間がないので楽に着付けができます。使う時にはゴムの長さを胴回りに合わせて調節し、着物に締めた伊達締めの上につけるだけで非常に簡単です。

 

■帯枕

帯枕は太鼓結びが考案されてから使われ始めた小物で、帯の丸みを出すために利用され始めたと言われています。今では太鼓結びが一般的になっていますので、和装小物の一つに必ず入っています。帯枕にもいろいろな種類があり、背骨への負担があるもの、背や帯に沿わないものがあるので、一番よいのは綿の入ったものです。市販されているものには帯枕だけのものや紐がついているものなどがありますが、使いやすいのはガーゼをかけたもののようです。ガーゼは自分で付け替えることもできますので、お手持ちの帯枕にガーゼがついていない場合は、つけてみるのもよいですね。

 

■便利グッズ

きものベルトは腰紐の代わりに使い、胸を圧迫せず両衿を後ろからゴムで引っ張るので衿元が崩れないという便利なアイテムです。最近では和装小物としても定着してきています。使う時は、着付ける前に自分の肩幅に合わせてベルトを調節しておきます。
止めがねは帯を結ぶときに、帯を体に二巻きして後ろで手先とタレ側を結んだり、ねじったりしますが、慣れていない方は止めがねで帯を挟んで止めることができます。また、太ってしまって帯の長さが足りなくなった時にも使えます。金属製のものは錆びたり帯を傷めることがあるので、布で包製したものがよいでしょう。

着物の小物について2【板橋区なら、即日発送可能】

記事公開日:2017年4月28日
カテゴリー:和装小物


■半衿

半衿は長襦袢や半襦袢の衿の汚れを防ぎ、装飾としての役割も果たす便利なアイテムです。最近では、おしゃれ着として刺繍をほどこした衿を付ける方もいるようですが、お茶席では基本的に白の半衿を使用します。半衿の素材は縮緬、塩瀬、羽二重、夏には絽、麻もあります。袷と単衣の襦袢には塩瀬もしくは羽二重など、絽の襦袢には絽の半衿を合わせます。麻は盛夏や麻の着物に合わせましょう。


■長襦袢

「じゅばん」という言葉は、ポルトガル語の「ジバン」が由来と言われています。江戸末期に日本に伝わってきたジバンが、日本在来の肌着を総称するようになり、半襦袢、肌襦袢、長襦袢と呼ぶようになりました。
長襦袢は着物の下に着用し、下に着ているものをすっきりと整える役割があり、対丈に仕立てたものです。仕立ての目安としては、ご自分の身長の首から床上がり5cmくらいです。留袖などの礼装には白の長襦袢と決まっていますが、それ以外には淡い色のグラデーションのものや柄など袖口から見えるおしゃれを楽しむ醍醐味があります。ただし、薄物の着物は透けるのですぐ下に着る長襦袢は白がよいでしょう。
長襦袢も着物と同じように季節によって変わります。基本的には、袷の長襦袢は10月~5月ころ、単衣は6月と9月、絽は7月8月ですが、絽以外の時期は袷もしくは単衣のどちらかだけを着る方もいるようです。
半襦袢は、長襦袢を合理的に切ったもので、半襦袢と裾除けが分かれているのが特徴です。体型に合わせて着付けがしやすいのも魅力です。長襦袢も半襦袢も着付けの前に半衿を付け、また衿を抜きやすいように力布を付けたりします。

 

■肌着

肌着には肌襦袢と裾除けに分かれた二部式のものと、ワンピース型のもの、着付けをしやすいように考えられた下着に近い形のものがあります。肌襦袢と言われるものは半襦袢よりもやや丈が短く袖幅・衿幅が非常に狭く、袖下に袖下あき、脇に宮津口があるものを言います。これに、肌着の裾除けを合わせます。
肌着は直接肌につけるものですから、吸湿性があり、自宅で洗濯できるものを選びましょう。また、上に着ている着物のシルエットに響かないかどうか、肌になじむかどうか、足さばきがよいかどうかなどをチェックします。
肌着には厳密な季節の違いはありませんが、冬場にはガーゼか保湿に優れ、夏場にはさらしが肌さわりがさらっとしているので好まれているようです。他にも、和装用の上の着物に響かず、伸縮性のあるブラジャーやガードルなども市販されておりますので、下着のラインが気になる方は利用してみましょうね、

着物の小物について1【板橋区なら、即日発送可能】

記事公開日:2017年4月27日
カテゴリー:和装小物, 帯揚げ, 帯締め


■帯揚げ

胸元を華やかに魅せる帯揚げ。現在は幅約20cm、長さ約1.5mのものが主流となっています。縮緬、綸子、絞りなど色柄も豊富ですので、着物に合わせてお好みの帯揚げを選ぶという楽しみもあります。同じ帯揚げでも畳み方によって印象がガラリと変わりますので、装いに応じてコーディネートを楽しみましょう。また、ふくよかな女性向けの長尺の帯揚げというものもあります。
着物と帯揚げの組み合わせですが、留袖には白無地の紋綸子か総絞り、一越縮緬を合わせます。金銀が入っていてもよいです。喪服には黒無地の紋綸子か総絞り、一越縮緬を合わせます。これら以外の着物であれば、ぼかしや色無地の帯揚げは略礼装から普段着まで幅広く使えるので非常に便利です。カジュアルな装い向けの柄物も持っていると役立ちますよ。金糸や刺繍の入ったもの、飛び絞りの帯揚げは準礼装から社交着に向きます。また、総絞りの帯揚げを振袖に入組みにして豪華に魅せる場合もあります。お茶の席では薄手で扱いやすくバリエーション豊富な綸子が多く使われているようです。
夏の装いには絽や紗の帯揚げもあります。刺繍などを控えめにして涼やかに、冬場には厚地の縮緬や絞りの多いもので温かみを演出します。
晴れ着には帯揚げを多めに出すことが多いですが、お茶の席では控えめに魅せすぎないよにするほうが上品でよろしいでしょう。すっきりと横一文字になるように締める方が、帛紗を腰につけるなどの所作がしやすいです。

 


■帯締め

着物姿全体を整え、最後の仕上げをする帯締めは着付けの要ともいえるポイントです。色目が装い全体のバランスを決めますので、ぜひとも着こなしたいものですね。着物好きの方の中には、微妙な色の違いなどを使い分けるために帯締めを数多く集めている方もいるほど、着こなしにおいて重要な部分であるということです。
帯締めは大まかに平たく組んだ平打ちと、丸く組んだ丸打ちとに分けられます。丸打ちのものはいろいろな形に結ぶことができますので、振袖の飾り結びなどにも適しています。留袖には金銀の入った白の平打ちか丸打ち、喪服には黒の平打ちか丸打ちを合わせましょう。振袖には着物に負けないような色目の鮮やかなものや幅の広いものを選ぶと見た目のバランスが取れますし、華やかさも増します。
お茶席では主に平打ちが主流となっていますが、若い方やおめでたい趣向の際には丸打ちでもよいと思います。また、平打ちのものも幅がそれぞれ異なりますので、格調高い装いの際には幅の広く金糸、銀糸の入ったものを、普段着には細目のものを合わせるとバランスが良いです。夏の装いには、絽や細い糸で組んだ夏組みのものを合わせ、すっきりと着こなしましょう。

帯の種類について~半幅帯・男性の帯~【板橋区なら、即日発送可能】

記事公開日:2017年4月26日
カテゴリー:, リサイクル着物知識館

半幅帯、男性の帯について
■半幅帯

袋帯や名古屋帯のような並幅(約30cm)の帯に対して、半分の幅(約15cm)の帯に、半幅帯や小袋帯があります。これらは、帯結びが楽な上に結び方も自由に楽しむことができます。現在では浴衣に合わせる半幅帯が主流ですが、幅が狭いので締めていても楽ですし、着付けの時も使用する紐が少なくて済むので、日常着に非常に向いています。また、刺繍が施された小袋帯に小紋などを合わせるのも、周りの人とはちょっと違う粋な装いで素敵です。
半幅帯も小袋帯も着付けが簡単なので着物に慣れていない初心者の方は、まずこの帯で練習するとよいと思います。

 

■男性の帯

男性の帯には角帯と兵児帯の二つがあります。茶の湯では扇子や帛紗を挟む必要があるため、角帯の方がふさわしいです。角帯は長さ約4m、幅約9cmで、袋状に織られているものと二つ折りにして仕立てたものがあります。ただし、女性の帯に比べると長さに決まりはなく、自分の体形に合わせた長さを購入することができます。帯地は綴れ、博多、紬などがあり、中には金糸で柄の折り込まれた豪華な紋織りのものもあります。男性の帯も夏物があり、単の博多織や絽や羅の角帯などがあり、着物に合わせて帯を選びます。
兵児帯は、くるとぎの普段着として締めます。締めていて苦しくないのが利点ですが、着物がはだけないようにしっかりと結んでおかないといけません。

帯の種類について~袋帯・名古屋帯~【姫路市なら、即日発送可能】

記事公開日:2017年4月25日
カテゴリー:, 名古屋帯, 袋帯, リサイクル着物知識館

袋帯、名古屋帯について


■帯の格

着物に合わせる帯は格の順番があり、上から丸帯、袋帯、名古屋帯(九寸名古屋)、袋名古屋帯(八寸名古屋)、半幅帯、小幅袋帯などがあります。これらの帯の中から、着物の格に合わせて帯を選んでいきます。最も格の高い帯は丸帯で、礼装の着物に締めます。これは、帯全体に紋様が織り出された全通しのものをいい、それを二つ折りにして芯を入れて縫い合わせたものが丸帯と呼ばれます。非常に豪華なのですが、帯地が厚く重たいので締めにくいという欠点があり、花嫁衣裳や舞妓のだらりの帯などで使われることがほとんどです。

 

■袋帯

礼装では丸帯の代わりに袋帯が主流となっています。錦、唐織、綴れ、箔などの高級なものは礼装に向き、色無地紋付や訪問着などに合わせて全体の格を上げた装いをすることもあります。夏物の着物に合わせた絽や紗の袋帯というものもあります。袋帯は長さ約4m20cm、幅約30cmで、二重太鼓や代わり結びをします。着付けるときには、胴回りと手先の部分を半分に折って締めます。袋帯の中でも、丸帯のように手先からたれ先まで通し柄になっているものもあり、これは振袖などに合わせて、代わり結びが色々とできます。そして主に、二重太鼓用として出回っているのが六通柄と言われる袋帯です。帯を締める時、前帯の一枚目の見えない部分には柄を省略してある帯のことを言います。
ただし、同じ袋帯と言っても箔だけや紹巴などの軽いものはしゃれ袋と呼ばれ、礼装用の帯とは異なります。これらは、紬や小紋、あまり華やかではない訪問着に合わせ、お稽古や月釜、大寄せ茶会などにお呼ばれとして行くのにぴったりです。

 

■名古屋帯

袋帯の次に格の高い名古屋帯は、準礼装から普段着まで幅広く使う場面があります。名古屋帯の中にも、社交着用と普段着用があり、準礼装から社交着まで使えるものを九寸名古屋と言います。これは、長さ約3m60cm、お太鼓の幅が約30cm、胴回りと手先の部分が幅約15cmに仕立ててあり、中には芯が入っており。一重太鼓結びにします。袋帯に比べ帯が締めやすく、柄によって装う格が異なります。
金銀地のものや名物裂写し、綴れなどは訪問着、紋付の付下げや江戸小紋などの準礼装に合います。そして、塩瀬や縮緬、そして塩瀬や縮緬、紬の白地に手描きや型染、絞りなどを施した染め帯や刺繍の帯は色無地紋付や小紋に合わせると優しい雰囲気の装いになります。気軽なお茶会やお稽古に着て行きましょう。
次に社交着から普段着の着物に合わせる袋名古屋帯(八寸名古屋)があります。これは、帯芯を入れずに仕立てたもので、腰回りの幅は九寸名古屋と同じで、お太鼓のの部分も確かに約30cmとなっております。芯が入っていないので、より手軽に締めることができます。八寸なごや帯は紬などの織りの帯が多く、これらの帯は染めの着物には合いづらいので、同じ紬などに合わせて着用するのがよいでしょう。また、夏帯については、炉や紗、羅などが八寸名古屋に仕立ててあるものもありますが、これらはたいていの夏の着物に合わせることができます。羅の帯を浴衣に合わせるとゆかた茶会などにふさわしくなります。

茶席での着物の種類その5【姫路市なら、即日発送可能】

記事公開日:2017年4月24日
カテゴリー:男性用着物, リサイクル着物知識館

■男性の着物

男性はお茶をたしなむ方以外では、礼装の紋付羽織袴以外は持っていないことが多いようです。ですので、男性の着物の種類や数が減ってきているのが現状です。お茶席にお客として行く場合はスーツでもかまいませんが、水屋でのお手伝いであればぜひとも着物姿で行きたいものです。男性の着物は女性に比べて色数もすくなく、渋い色合いが多いですが、色の濃淡や帯、半衿との取り合わせで個性を表現しましょう。
まず、茶道での男性の礼装は十徳です。これは、お家元から許しを得た方のみ着用できるこので、十徳とは、茶の効用を説いた「茶の十徳」からの命名や、僧服の「直綴(じきとう)」からの転訛とも言われます。十徳の生地は黒の紗で、季節に関係なく単衣仕立てにします。付け詰めの広衿で、衿は折り帰らず、マチなしの共紐で羽織とは異なるものです。下に着る着物は、黒紋付や羽二重もしくは御召の生地に角帯を締めます。大柄な縞物や浴衣など、普段使いの着物はふさわしくありません。そして、十徳の許しのない方は無地の着物に袴を着用します。袴を着用される方はお稽古や大寄せのお茶会には紬や御召の着物に、縞目か無地の袴を付け、式正な茶事や弔事の際には五つ紋か三つ紋の入った着物に、縞目のある仙台平の袴を付けます。
袴には馬乗り袴と行燈袴があります。馬乗り袴はズボン型、行燈袴はスカート型ですが、これはどちらを着用してもかまいません。礼装用の袴は襠高袴で、仙台平が一番とされているのは、気品のある縞目で、立った時に自然にひだが整い、座って落ち着くからです。茶席では開炉の茶事など以外であれば、そのほかの無地や紬の袴などでも構いませんし、若い方は紺系統、年配の方は茶系がふさわしく、縞目は太くなるほど若い方に向きます。袴の下の帯は角帯を締めます。
また、男性の着物の場合は、羽織とセットになっているものも多いです。着物と共生地のものや、色味を変えて着物と羽織のコーディネートを楽しめるものもあります。道中は羽織を着ますが、茶席の中では脱ぎ、持って行った袴をはくか、お稽古の場合は着流しでも構いません。この場合も帯は角帯の方が引き締まった印象を与えることができます。
男性の着物も季節によって衣替えをします。基本は女性と同じで、袷、単衣、紗、麻、塩沢などがあります。六月と九月には単衣の着物に袴、七月八月は絽の着物と絽の袴。朝茶事には麻の上布などが向いており、この時はあまり仰々しくせず、袴を付けず着流しでもよいでしょう。

茶席での着物の種類その3【姫路市なら、即日発送可能】

記事公開日:2017年4月22日
カテゴリー:小紋, 色無地, リサイクル着物知識館

■色無地

一つ紋を付けた色無地もしくは無地感の着物は準礼装の着物とされています。合わせる帯によってがらりと雰囲気を変えることができるので、茶の湯をたしなむ方々にとっても利用する機会が多い着物といえます。例えば、金糸を使った袋帯は茶事や相伝物の稽古、許状をいただく際に。名古屋帯は気軽な茶会や稽古に。また、着物の色によっては黒やグレーの帯を合わせて弔事にも着ることができ、非常に便利な着物です。色無地には、全体を縮緬で一色に染められているもの、綸子のような地紋があり光沢のあるもの、江戸小紋や鮫小紋のように遠目には無地に見えるもの、裾の方に色のグラデーションをつけた無地感覚のものなど、様々な種類があります。一口に色無地と言ってもバリエーションが多く、楽しみ方の幅も広いです。色無地は、色選びが大切なポイントとなります。自分に似合う色、自分の肌と合う色を選び、品の良さを演出しましょう。手入れをしっかりとすれば、流行に左右されることなく代々受け継ぐこともできるでしょう。

 

■小紋

小紋とは、全体に絞りや柄が会食されているものや、飛び柄といってところどころに柄が散っているものなど、種類は様々です。付下げ小紋と呼ばれるものもあり、仕上がった時に柄が全て上に向くように柄付けされています。このような着物には一つ紋を入れることもあります。小紋は社交着とは言え、あくまでも街着です。ですので、正式な茶事には向きません。お稽古や大寄せの気軽な茶会にふさわしく、そのほかにも友人と食事に行ったり、観劇の際にもぴったりです。ほかに、社交着としては紅型や更紗、絞り、辻が花文様などの着物があり、帯は名古屋帯から洒落袋帯、染め帯など様々な帯が合わせられます。また、帯揚げ帯締めも遊び心を入れたコーディネートを楽しむポイントです。