紋の格について【松山市なら、即日発送可能】

家紋

 

■紋の格

礼装の着物には背、両袖、両胸に全部で五つの紋が付きます。これが最も格の高い装いとなります。
準礼装になると背、両袖の三つ紋か、背のみの一つ紋とされています。三つ紋と一つ紋では、三つ紋の方が格が上です。

また、紋の種類によっても格が異なり、染め抜き、縫い紋、貼り付け紋などがあります。先染めである染め抜き紋が最も格が高いとされています。
染め抜き紋は細い線を描き、白く染め抜いたものが正式で日向紋(ひなたもん)といいます。それに対し、細い線の方を白く染め抜いた裏紋を陰紋(本陰)といいます。また、陰紋には白い部分を太く染め抜いた中陰紋もあり、紋の形がはっきり分かるので、陰紋よりは中陰紋の方が格が上と言われています。
縫い紋は白いとや表地と共色の色糸、金糸銀糸で刺繍して紋を付けたもののことを言います。これにも日向紋と陰紋があり、縫い方の種類も様々ですのでそれぞれに使い分けます。男性が御召や紬に縫い紋を入れて準礼装とするのは、先染めで染め抜くことができないためで、女性の染め抜き紋とほぼ同格と言ってもよいでしょう。女性の場合は、縫い紋は着物を染め直してからでも入れられるので、染め抜き紋に比べて略式とされます。また、花柄などの刺繍で家紋ではないものは洒落紋と言われ、改まった席には不向きです。
貼り付け紋は、表地と同じ白生地に描いた紋を切り抜いて貼り付けるものです。

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