マナー

結婚式での着物マナー

お茶会マナーに続き、今回は結婚式での着物マナーをご紹介します。

結婚式で、招待された方が着る着物は、振袖、訪問着、色留袖です。その中で、ゲストとして結婚式に行く場合、おすすめは訪問着です。

振袖や色留袖も着て行くことができます。
色留袖の三ツ紋・一ツ紋は、訪問着と同格になるので、着用しても大丈夫です。ですが、色留袖は親族と思われる可能性も高いので、悩んでいる場合は訪問着をおすすめします。
振袖も同じく、未婚女性であれば着用することができます。しかし、振袖は若い印象や新婦よりも華やかになってしまう場合もあるので控えた方が良いかもしれません。

訪問着を選ぶ際に注意する点
・黒は選ばない。
・花嫁と同じ色、目立つ色を選ばない。
・桜は「散る」ので、縁起が良くないため選ばない。
この3つを押さえておけば、ほとんどの地域で問題ありません。

訪問着にあわせて、結婚式でのヘアスタイルも悩みどころ……。
・ボリュームのある派手なヘアスタイルはNG。
落ち着いた訪問着なら夜会巻きのすっきりとした髪型、明るい訪問着なら編み込みなどで可愛い髪形もおすすめ。
・髪飾りは大きいもの、目立つもの、造花を使った髪飾りはNG。
小ぶりの簪や細工のあるバレッタなど落ち着いたものが良いでしょう。

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お茶会のマナー

せっかくのお茶会のお誘い、着物のマナーが分からないと行きにくいですよね。
要点さえ押さえておけば、楽しいお茶会デビューができますよ。

まず悩むのが、お茶会に着ることができる着物。
・格の高い初釜、利休忌などの茶会では、色留袖、訪問着、染抜きの一ツ紋か三ツ紋の色無地、振袖に古典柄の袋帯を合わせましょう。

・月釜、初釜、親しい方との茶会では、訪問着、附下、色無地、染抜きの一ツ紋、縫い三ツ紋か一ツ紋の江戸小紋に古典柄の帯を合わせましょう。

・お稽古やカジュアルなイベントの茶会では、小紋、紬の普段着でも大丈夫です。紋を入れる場合は、一ツ紋にしましょう。帯は、名古屋帯やおしゃれ袋帯などが良いでしょう。

着物の一番おすすめの柄は無地。次に落ち着いた花柄です。花柄の場合は、季節感に注意してくださいね。

次に気になるのが、お茶会での着物の着方。
・半衿は白にして、衿を抜きすぎないように気を付けましょう。
・帯はお太鼓結びなど、コンパクトにしましょう。茶室は狭くなっているので、大きいと邪魔になってしまいます。
・帯の位置は低めにしましょう。お茶会では、扇子、袱紗、懐紙などを胸元や帯に挟みます。低めだと出し入れがしやすくなります。
・着物の着丈は短めに。くるぶしが隠れる程度に短くきつければ、裾を踏まず動きやすくなります。
・替えの足袋を用意しましょう。足袋は必ず白の無地を履きます。清潔にして茶室に入りましょう。
・帯留や指輪、腕時計などのアクセサリーはNG。お茶のお道具を傷つけてしまします。
・髪型はコンパクトにしましょう。茶室の入り口は小さく作っているため、茶室に入る際に邪魔になってしまいます。
・ハンカチを用意しておきましょう。茶室に入る前に手を清めることがあります。茶室にはバッグなどを持ち込めないので、袖のたもとに入れておきましょう。

一見、難しいマナーと思いやすいですが、少し気を付けるだけで素敵なお茶会になります。

もう恥をかかない!着物での「正しい椅子の座り方」

結婚披露宴やパーティ、式典などのフォーマルシーンでは、椅子に座っている時間が長くなりがちです。
そんな時に、間違った座り方をしていると疲れてしまったり、姿勢が悪くなって着物が着崩れてしまうことがあります。
着物を着た時の座り方マナーをしっかりと心得ておきましょう。

【着物を着た時の、正しい座り方】
・両足を床に付けた状態で椅子に深く腰掛け、肩の力を抜いて、背筋をまっすぐ伸ばす。
・膝をそろえる。
・指先をそろえて、太ももの上に。
・かかとを床につけ、つま先をそろえる。
・バッグの置き場がない場合は、自分と背もたれの間に置く。

反対に、やってはいけない座り方があります。

【着物を着た時の、NGな座り方】
・浅く腰掛けて、背もたれによりかかる。⇒帯がつぶれてしまいます。
・足を組む。⇒着崩れの原因になります。

正しい座り方マナーをマスターして、恥ずかしい思いをすることなく、大切な一日を安心して過ごしたいものですね。

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■不祝儀袋の渡し方
1.お通夜や葬儀では、多くの場合、先に記帳して受付に向かいます。後の方をお待たせしないようにするため、袱紗の包みは、受付の順番が来る前に、あらかじめバッグから出して用意しておきましょう。
2.受付ではまず、「このたびはご愁傷さまです」と挨拶します。
3.袱紗の包みは最後に重ねた端が手前になるように左手に載せ、右手で開きます。
4.次に右側を開きます。開いた部分はまとめて下に折り返して左手で押さえます。
5.不祝儀袋を右手で出します。袱紗はすべて開く必要はありません。
6.不祝儀袋をいったん受付台に置き、袱紗は軽くたたみ、バッグとともに下座に置きます。
7.右手を不祝儀袋の右上に、左手を左下に添えます。
8.右回りで不祝儀袋の向きを変えます。
9.不祝儀袋が受付から見て正面になるようにします。
10.「御霊前にお供えください」などの言葉を添えて、両手でお渡しします。
お通夜と葬儀ともに参列するときは、お香典は先にお通夜でお渡しし、記帳します。葬儀では、記帳だけします。
 
■お焼香のしかた
1.数珠を左手に掛け、遺族、僧侶に一礼します。礼は合掌して行うとよいでしょう。
2.遺影に向かって、合掌して一礼します。
3.左手は合掌の形にしたまま、右手でお香をつまみます。
4.お香を持った右手を左手に近づけて、合掌の形にします。
5.お香を炭の上に静かに落とします。
6.少し後ろに下がって、遺影に合掌して一礼します。さらに僧侶、遺族に一礼して下がります。
 
■数珠の持ち方
・短い数珠の場合は、房を下にして、左手の親指と人差し指の間に掛けて持ちます。
・長い数珠の場合は、二重にして、房が上に来るように左手の親指と人差し指の間にかけて持ちます。
 
■献花のしかた
キリスト教式の葬儀や、偲ぶ会などで献花をすることがあります。
1.遺族に一礼してから花を受け取り、花が右になるように持ちます。
2.遺影に向かって一礼します。
3.右手を手前に引いて花の向きを変え、花が手前になるように置きます。
4.黙祷します。一歩下がって遺影に一礼し、遺族、牧師や神父に一礼して下がります。

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■供物、供花を贈る場合に注意すること
供物や供花は親族や親しい間柄、あるいは会社として贈ることが多いです。供物は宗派により、贈らないほうがよいものがあるので(仏式なら肉、魚、酒は避ける。神式なら線香、ろうそくは避けるなど)、注意しましょう。なお、キリスト教式では供物は贈りません。供花については、習慣の違いやスペースの都合もありますので、遺族にご都合を聞いてから手配しましょう。
 
■葬儀の通知に「御供物、御供花辞退」、または「御厚志辞退」とあったら?
「御供物、御供花辞退」と記載があれば、供物や供花は贈りません。ただし、お香典は用意します。「御厚志辞退」は、お香典を辞退するという意味ですが、念のため持参しましょう。
 
■不祝儀袋の選び方、書き方
・不祝儀袋は、お通夜、葬儀に持参するときは「御霊前」に黒白や銀の結び切りの水引が掛かったものにします。一般にどの宗教にも用いることができます。「御仏前」は仏式で、49日以降に個人が仏様になられてから差し上げる場合に用いますので注意しましょう。名前を書くときは薄墨でと言われていますが、気持ちが大切ですので、普通の墨でもかまいません。
・内袋には、表に金額、裏には住所氏名を書きます。
・包みの折り返しは、不幸は流してしまうという意味で、上紙が上になるように重ねます。慶事の祝儀袋は逆なので間違えないよう注意しましょう。
不祝儀袋には、宗派や用途により、さまざまなものがあります。宗派を問わず使える「御霊前」のほか、仏式は、香を供えるという意味で、「御香典」、「御香料」など。神式は、「御玉串料」、「御榊料」など。いずれも、水引が掛かっている場合は、同じことが繰り返されませんようにという思いを表す結び切りで、黒白のほか、銀、黄白を用います。
 
■不祝儀袋に新札はいけない?
新札では、用意していたという印象なので、古いお札にするのが一般的ですが、新札の縦半分に折り目をつけて入れてもよいでしょう。
 
■葬儀に参列できないとき、お香典はどうすればいい?
現金書留で郵送します。不祝儀袋を用意して、お香典を入れて送ります。金封だけでなく、お悔やみと葬儀に参列できないお詫びをしたためた手紙を同封しましょう。
 
■遺族と話すときや弔電の内容で注意すること
「重ね重ね」、「たびたび」、「重々」など不幸が重なることを連想させる言葉は使わないようにします。また、「御冥福」、「御供養」などは仏教の言葉なので、ほかの宗派では使わないようにしましょう。
 
■代理で葬儀に参列するとき注意すること
夫や上司の代理で参列するときは、記帳の際、本来参列すべき人の氏名を記し、下にやや小さく「代」、妻の場合は「内」と書きます。
 
■不祝儀袋を袱紗に包む手順
お香典は、必ず袱紗に包んで持参しましょう。袱紗は、慶弔両用の紫のほか、グレーなど地味な色や、弔事専用の絵柄のあるものを選びます。慶弔両用の台付き袱紗の場合は、台を弔事用の面にして包みます。慶事用と包む手順が違うので注意しましょう。
1.袱紗に爪があれば爪を左にして不祝儀袋を置きます。
2.まず右側を折って、不祝儀袋を包みます。慶事用と逆になります。
3.次に下の端を折って重ねます。これも慶事用と逆なので注意しましょう。
4.次に上側を折って重ねます。
5.左を折って包みます。端が不祝儀袋の右側になります。

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■お祝いの渡し方
1.手荷物はクロークに預け、受付に並びます。後ろの方をお待たせしないように、袱紗の包みは、先にバッグから出して用意しておきましょう。
2.まず、「本日はまことにおめでとうございます」と挨拶します。
3.袱紗は包みの端が手前にくるように持ち、手前から開きます。
4.次に自分の右側を開きます。開いた袱紗の端は左手でまとめて持ちます。
5.右手で祝儀袋を取り出します。袱紗をすべて開く必要はありません。
6.いったん祝儀袋を置き、袱紗は軽くたたんでバッグとともに下座側に置きます。
7.右手を祝儀袋の右上、左手を左下に添え、右回りで祝儀袋の向きを変えます。
8.祝儀袋が受付側に向くようにして、「お祝いの気持ちです。お納めください」と挨拶してお渡しします。
 
■祝儀扇の使い方
金銀の地紙を貼った祝儀扇は、慶事の儀式用で挨拶するときなどに用いります。祝儀扇を持って挨拶することは、丁寧で相手に対する敬意を表します。挨拶以外のときは帯の左脇に挿しておきましょう。なお、祝儀扇ではあおぎません。
1.使わないときは、帯の左脇に、帯と帯揚げの間に先を2~3センチ出して挿しておきます。
2.挨拶するために使うときは、まず左手で扇を引き出します。
3.左手の下に右手を添えて、扇を引き抜きます。
4.右手で扇の要のあたりを持ち、左手を先に添えます。その際、肘を張らないようにしましょう。
5.扇は体につけず、やや離して持ちます。
6.そのままお辞儀をします。上体が丸くならないよう、30度くらいのつもりで頭を下げます。
 
■スピーチをするときに注意すること
スピーチを依頼されたら、快くお受けしましょう。立場に合わせて、お祝いと幸せを祈る言葉、新郎新婦との明るいエピソードや人柄、能力をほめる内容など3分くらいにまとめて話すとよいでしょう。切る、割る、失う、別れるといった忌み言葉は使わないように注意しましょう。スピーチの際は背筋を伸ばし、胸を広げて、あごを引きます。指先は揃えて手を重ねます。
 
■乾杯の作法
グラスを右手で、帯よりやや上くらいに持ちます。ワイングラスやシャンパングラスなら、ステムを持ちます。このとき左手は添えずに、片手で持ちましょう。乾杯の音頭でグラスを上げるときは、グラスの縁が口の高さから目の高さになるくらいに上げます。なお、周りの人とグラスを打ち合わせることはしません。
 
■着物での立ち居振る舞いで注意すること
手を伸ばして物を取るときは、袂を押さえ、袂でテーブルをすらないようにします。また、着物に限らず、姿勢を良くして大きな声でしゃべらない、食事のときは食器の音を立てず、同席の方と食べる速さを同じようにするといったことに注意しましょう。
 
■席でバッグを置く位置、座る姿勢
バッグはテーブルや床に置かず、椅子の背と自分の間に置きます。着物のときは、帯が背につかない程度にやや浅めに、背筋を伸ばして姿勢よく腰かけます。足はやや引き気味にして、片足を半歩ほど引いて合わせます。なお、食事でナプキンを使うときは膝に置き、衿に挟んだりしないようにします。
 
■立食の披露宴パーティで注意すること
料理をいただくことが目的ではないので、できるだけ大勢の人とお話ししましょう。料理はいただける分だけ取るようにして、残さないように。オードブル、メイン、デザートとそれぞれ順番に取りに行くのが基本ですが、それができないときは少量ずつ1皿に取ります。料理をいただくときは、グラスはテーブルに置きます。グラスについた口紅はぬぐっておきましょう。また、飲み物は、歩きながら飲んではいけません。

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■返信はがきの書き方、注意すること
・宛名
宛名の「行」を2本線で消し、左横に「様」と書き添えます。
・出席する場合
御出席の「御」、「御欠席」を2本線で消し、出席を〇で囲みます。そばにお祝いの言葉と招待への御礼を書き添えます。また、御住所の「御」、御芳名の「御芳」を2本線で消し、住所と名前を書きます。
・欠席する場合
「御出席」、御欠席の「御」を2本線で消し、欠席を〇で囲みます。そばにお祝いの言葉と欠席の理由を書き添えます。住所、名前は出席の場合と同様に「御」、「御芳」を消して書きます。欠席の理由は、弔事や病気が理由の場合は、はっきり書かずに「やむを得ない事情で」などとぼかして書きます。
電話やメール、期日を過ぎるのは失礼になります。電話やメールで出席することを伝えたとしても、必ずはがきは出しましょう。また、返信は一週間以内が目安です。すぐに出欠が決められない場合は、先方に連絡していつまで待ってもらえるかを聞きましょう。もし遅れてしまった場合は、電話でお詫びしてから出します。
 
■お祝い金は奇数の金額にするべき?
昔から奇数は縁起が良いとされてきたため、お祝いには1、3、7万円など奇数を用います。特に結婚式には割り切れる偶数は良くないとされますが、ペアの意味で2万円や末広がりの8万円、また10万円は良いとされます。ただし、4、9万円は縁起が良くないため避けましょう。
 
■祝儀袋の選び方、書き方
・祝儀袋は、紅白や金銀の結び切りの水引で、熨斗付きの袋にします。結び切りには、同じことが繰り返されないようにという意味があります。水引の上に「御結婚御祝」や「壽」、下に氏名を毛筆や筆ペンで書きます。中に入れるお金は必ず新札を用意しましょう。連名の場合は、夫婦なら夫の姓名を書いた左に妻は姓を略して名前を書きます。友人や同僚なら右から地位や年齢、あるいは五十音順で書きます。
・中袋は、本来は住所氏名は書かないとされていましたが、最近は住所氏名を書くことが一般となってきました。表の中央に金額、裏の左側または中央に住所氏名を書きます。連名の場合は、別紙、奉書紙などに各自の氏名を記して、中袋に添えます。中袋の裏には、代表者の氏名、住所を記してもよいでしょう。
・包みの折り返しは、良いことを受け止める意味で下が上に重なるようにします。弔事は逆になるので注意しましょう。
祝儀袋にはさまざまな種類があります。祝儀袋の中に入れる金額との釣り合いも大切で、額が多ければ立派な包みに、少額なら簡略な袋にして、逆の組み合わせにならないようにしましょう。また、近年多くなったデザイン化された祝儀袋は、気の置けない友人などに渡すときに使い、目上の方には使わないようにしましょう。
 
■祝儀袋を袱紗に包む手順
祝儀袋を持参するときは、必ず袱紗に包みます。慶弔両用の紫のほか、赤やおめでたい模様のあるものを使います。
1.台付きなら、台の赤い面を上にします。爪があれば爪を右にして袋を置きます。
2.左側から折り返し、祝儀袋を包みます。
3.上を折ってかぶせます。
4.下を折ってかぶせます。
5.右を折り返して包みます。
不祝儀袋の包み方とは逆なので注意しましょう。