季節で楽しみたい着物の色柄の選び方

せっかく着物を着るなら、四季に合わせて楽しみたいですよね。
着物の色や柄を意識して選んでみましょう。

■春におすすめの着物の色柄
春は桜や桃、牡丹など華やかな柄がおすすめです。色はパステルカラーなどの柔らかい色やピンクがいいでしょう。桜の時期が過ぎたら、緑色系統を取り入れてみてください。

■夏におすすめの着物の色柄
5月くらいから、夏を感じさせる装いに変えていきましょう。
夏の花である、紫陽花や朝顔柄、柳などがおすすめです。また、トンボや雪輪を選ぶのも粋です。色は涼しさを与える水色などの寒色がいいでしょう。モノトーンも凛とした雰囲気がでます。

■秋におすすめの着物の色柄
お彼岸を過ぎたら秋を感じさせる装いに変えていきましょう。
秋は紅葉や桔梗などがおすすめです。色は落ち着いた赤や茶色などで温かみを感じさせます。

■冬におすすめの着物の色柄
冬ははっきりとした着こなしをしてみましょう。
柄は菊、松竹梅などの柄がおすすめです。色は華やかな色が雪景色に映えていいでしょう。

着物の柄を選ぶときには、季節感も大切に、実際の季節より1か月先取りするのがおすすめです。また、幾何学柄などは遊び心があり、自分らしさを楽しめます。

リサイクル着物錦屋では、色、柄からも着物を選ぶことができます。
中古着物ならではの豊富な着物の中から、自分好みを探してください。

染めの種類について・その2「藍染・ローケツ染・鹿の子絞り・草木染」 【大阪市なら、即日発送可能】

◆藍染
染色の歴史の中で最も古い染めの手法といわれています。植物染料の一種、藍をくさらせ発酵させ藍玉を作ります。その後、熱を加えて発酵させ、布を染めます。もともとは、麻布につけて染められ、後に木綿に染めれるようになり、木綿と藍染めは切り離せないようなかたちで一緒に発達してきたのです。明治になって、化学染料が作り出されるまで、自然藍によって染められてきました。以後、大半は化学染料によって染められるようになりました。小紋だけではなく、訪問着や付下などにも染められるようになり、植物藍の良さが見直され、藍染めの絹着物が好まれています。
◆ローケツ染
このローケツ染も古くからある、染のひとつです。防染剤として、水ロウや密ロウ(蜂蜜を採った後の巣を煮て溶かし、浮き上がってきた油状のものを冷やし固めてもの)を使い染めるものをいいます。溶かしたロウを筆に含ませて、布地に模様や柄を描き、地染めをしたあと、ロウを取り除くと、その部分が白く残り、模様が出来上がります。独特の美しさがあるため、おしゃれ着物や染め帯など広く人気を博しています。
◆鹿の子絞り
鹿の子絞りとは、一目一目たんねんに布をつまんで絞り、仔鹿の背の斑点に似ていることから、そのように呼ばれています。江戸時代に最も流行したものですが、豪華で華美なため、幕府から禁止令が出されるほどだったそうです。現在では、「帽子絞り」「ばい絞り」「桶絞り」「三浦絞り」「一目絞り」「傘巻絞り」など、約60種類もの技法があります。振袖や羽織などによく使用されています。
◆草木染
この名は、合成染料と区別するためにつけられたものといわれています。草木皮からの染料で糸染めをします。現在の合成染料では、出せない色です。

染めの種類について・その1「紅型・辻が花・更紗」 【大阪市なら、即日発送可能】

◆紅型
紅型とは、もともと沖縄の那覇地方で作られている型染めのことをさしていましたが、現在では「紅型の着物」といわれるものは、沖縄で生産されているもののほかに、沖縄県以外でも作られている紅型調の着物も含めて、そのように呼ばれています。これらには、型染だけではなく、手描きのものもあります。紅型の特徴には、紅型の五彩ともいわれる、黄色、赤色、紫色、青色、緑色の五色を基調とし、自由な配色で表現します。染料には、顔料(水や油にもとけない粉末の着色剤)と、植物染料を使用します。南国にふさわしく、とても鮮やかで独特の柄です。小紋、訪問着、振袖、付下など広く染められています。
◆辻が花
辻が花染めは、室町時代の終わり頃から、江戸時代の初期までの短い間に流行し、その後、こつ然と消えてしまったといわれる、幻の染めです。しかし、現在、この幻の辻が花染めが、きもの作家の手により、新しく染められており、広く好まれています。辻が花染めの特徴は、絞りを主とした絵模様の染で、後で描き絵や刺繍などが加えられたものです。辻が花といわれていますが、何の花をモチーフとして表現されているのか、いまだに解明していません。
◆更紗
更紗インドから渡来したものといわれております。日本では、紗羅紗、皿紗、華布、印草布など、さまざまなあて字がありました。現在は絹織物で染められていますが、もともとは木綿が使われており、インド更紗やペルシャ更紗、ジャワ更紗などが有名です。日本では、小紋染と同様の行程で染められています。この更紗染めの着物は、あくまでも民芸調の小紋ですので、趣味のおしゃれ着物として用います。そして着物だけではなく、染め帯や絵羽羽織にも応用されています。
 

絣の着物について 【葛飾区なら、即日発送可能】

絣(かすり)の発祥地は、インドといわれ、琉球に伝わり、日本各地に普及したのは、江戸末期といわれています。絣とはもともと絣模様のことをさして使われた言葉ですが、現在は、絣模様の織り物として言われています。絣の起源は、染料を糸にかすりつける技法や、糸の染めた部分と染められない部分がかすれたようになることからきていると言われているそうです。絣柄の代表的なものをあげると、「十字絣」「亀甲絣」「矢絣」「井桁絣」「銭絣」「雨絣」「とんぼ絣」「格子絣」「キ絣」「猫足絣」「蚊絣」などがあります。
他に地域による絣をご紹介いたします。
福岡県久留米市、筑後市、八女市などで織られている「久留米絣」。十八世紀の終わりに久留米のひとりの女性が、自分の着ている藍染めの着物に汗がしみ、模様ができていることがら発案し、作り出したのが、久留米絣の始まりと言われています。
四国松山近郊で織られている、木綿の絣の「伊予絣」。久留米絣が作り出された少し後に、考案されて誕生したそうです。井桁、十字などが特徴です。
広島県福山市、岡山県、鳥取などで織られているのが「備後絣」。歴史は古く江戸時代から作られており、幾何学的な柄が多いのが特徴です。生産量も久留米絣、伊予絣に並ぶ産地となっています。
山陰の三絵絣のひとつで鳥取県米子市から境港市にかけて織られている、「弓浜絣」。この木綿の藍染めは歴史も古く、有名です。木綿も島根県の伯州木綿という最上質のものであり、絣の極美ともいわれています。
その他には、沖縄県の「琉球絣」、鳥取県倉吉市の「倉吉絣」、岡山県美作市の「作州絣」などがあり、それぞれの地域により特徴が様々です。

本塩沢について 【江東区なら、即日発送可能】

●本塩沢の特徴について
一番は着心地の良さです。さらりとした風合いで、通気性が良くこしの強い生地は最高の着心地を楽しむことができます。また、全工程が手作業によるもののため、精巧な絣模様ができます。さらには通称産業大臣指定伝統的工芸品と認められています。
●産地について
新潟県南魚沼郡塩沢町および六日町です。この地域は、一年間のうち、11月末から5月中旬まで約半年間積雪があり、1月中旬から3月初めまでは約3メートル以上の雪が降るそうです。その間、この厳しい風土により、人間性を忍耐強くし、30以上もの根気のいる製織作業を支えているといわれています。古くは麻織物の産地で奈良時代より前から織られていたと推測されていますが、その頃に織られた麻布が奈良正倉院に保存されているそうです。1200年以上ある織物の歴史です。
●品種について
塩沢の産地が作るものは、『本塩沢』『塩沢紬』『夏塩沢』『越後上布』の品種があります。『本塩沢』は生糸を使用し、御召地風の単衣・袷着物があります。『塩沢紬』は、紡ぎ糸を使用し、紬地風の単衣・袷着物があります。『夏塩沢』は、生糸・玉糸を使用した、紗織りの夏着物があります。『越後上布』は、麻糸を使用した、平織りの夏着物があります。
●本塩沢の織りについて
主に使用する糸は紡ぎ糸ではない、生糸です。緯糸(よこいと)に強い撚りをかけて、織り上がった反物をお湯に浸してもみ、撚り戻しの原理を利用し、しぼの風合いを出します。織り上がりの巾を、女物の場合、1尺1寸5分(約43.5cm)~1尺2寸(約45.5cm)で織り上げ、湯もみにより糊を落とし、しぼを出し、製品寸法の9寸8分(約37cm)~1尺(約38cm)の巾に仕上げます。
●絣模様について
経糸(たていと)の絣と緯糸(よこいと)の絣を手作業により柄合わせをして、絣模様を織り出します。主に亀甲絣や十字絣があります。絣作りには『手くくり』『手摺り込』『板締め』の技法により、使用する経緯糸の本数により、絣の細かさに段階があります。
絣ひとつひとつに込められた思いを大切にして、塩沢の着物にお袖を通してみるのも良いですね。

動物文様について2 【港区、中央区なら即日発送可能】

鳳凰(ほうおう)は、龍、亀、麒麟と共に古代中国では、めでたい時に現れる天の使いとされてきました。
意外と知られていないことですが、『鳳凰』の『鳳』はオス、『凰』はメスを意味します。
この点で日本人として馴染みがあるのが『鶴』です。
鶴は、一羽の相手と一生を過ごすことから黒留袖や花嫁さんの着物の柄などに多く使われています。
鳳凰も鶴も凛とした姿で、相手と生涯を共にする愛と平和の象徴なんですね。
 

動物文様について 【港区、中央区なら即日発送可能】

日本で動物などの生き物が文様として本格的に用いられたのは、飛鳥・奈良時代と言われています。
中国から伝わったとされる龍や鳳凰、麒麟、亀などは吉祥文様として工芸品などに使われたのが始まりとされ、日本では中国の影響を受けながらも、植物などの文様と組み合わせて独自の動物文様を生み出してきました。
動物文様には、鳥類や魚介類なども含まれ、動きのある愛らしいスタイルが多く存在します。代表的なものに、鶴、亀、鳳凰、鴛鴦(おしどり)、トンボ、蝶、千鳥、兎、龍などがあります。
季節の草花のみならず、動物文様にもそれぞれの季節感や意味が含まれているので、その辺りにも目を向けながら着物選びをすると、さらに楽しくなりますよ。

縁起物の扇柄 【港区、中央区なら即日発送可能】

広げると末広がりになることから、縁起物として扱われる『扇』。一年を通じて使うことのできる通年柄です。
その形のイメージから『末広』とも呼ばれています。
福を招いたり、悪いものを遠ざけるとされる扇にあやかり、着物や帯でもよく使われています。身近な生活の道具であった扇子の文様は、開いたり閉じたり、半開きにしたり…と、様々な形で描かれています。
扇文様には、能などで使われる形をした『扇面(せんめん)』や、平安時代の貴族が装身具として使っていた『檜扇(ひおうぎ)』などがあり、どれも華やかです。

雲の文様について 【港区、中央区なら即日発送可能】

現代的な文様使いで、度々登場する『雲』の文様。一年を通じて使うことのできる通年柄です。
千変万化する雲の形に吉凶の意味を託す、ということが古くから行われていました。
雲は、めぐみの雨などを降らせ、その日の天候を左右する神秘的な存在として古来より様々なかたちで表現されてきました。中国では雲からすべてのものが作られたとされ、空に漂う雲を吉祥とみなしました。その流れをくんで日本でも着物の柄にとどまらず、多くの美術品などに使われています。鶴などの鳥と合わせて描かれることも多いです。また、白生地の地紋としても好まれています。

割付文様とは 【千代田区、新宿区なら即日発送可能】

割付模様(わりつけもんよう)とは、一個の文様を規則的に繰り返して配置した文様の構成法のことで、縦や横に割る事の出来る模様です。
分かりやすく端正な図柄が特徴で雲取りや裂取りなどの中にもよく用いられ、錦織や絣織物、染物などに昔から使われています。
▼割付模様の種類・・・麻の葉、鱗、石畳(市松)、網目、立涌、七宝
 
割付文様を単独で使う場合と、部分的に使われる場合があります。また、季節の草花や動物などの文様と組み合わせて使うことにより、どちらの文様の持ち味も活かした深みのある上品さを演出します。