帯の産地 【名古屋市なら、即日発送可能】

■西陣
着物を着る人で、「帯の西陣」を知らない人はいないでしょう。それほどに帯の産地として有名な西陣。この西陣という名称、地名は応仁の乱が起こったとき、山名軍が細川軍に対して堀川より西に布陣して「西の陣」と称したことからついたものと言われています。
西陣で生産される帯は現在、全国で使われている帯の六割、金額的には八割以上を占めているとも言われています。これだけ大きなウェイトを持った西陣帯ですが、この西陣帯の特徴をあげますと、いろいろな商品種が、高級なものから大衆品まで多くあり、いわゆる多品種少量生産方式といわれていること、また、専門的な分業体制の中で織られていることなどがあげられます。

■桐生
桐生はもともと先染織物の産地として有名な産地で、関東地方の中でも歴史も古く、いろいろな織物が作られています。中でも従来、正絹お召の生産では西陣お召と並び称されるほどでしたが、染呉服ブームの中で、先染織物が不調のため帯地産地へと移行していったのです。帯地の場合、比較的安定した市場が形成されており、また大衆的な帯の需要の増加などがあったためです。生産されている帯の種類は、袋名古屋帯、小袋帯、黒共帯、七五三帯、単帯、軽装帯地、角帯などです。
桐生の場合は大衆向けということで正絹ものの他に交織ものや化繊のものも多くあり、おしゃれや普段着的な指向に向いています。

■博多
博多織そのものの歴史は古く、十三世紀にさかのぼるとも言われています。博多帯はのちに、豊臣秀吉のころから織り出されたものでもともとは男帯ばかり織られていたようですが、明治の中頃から女帯を織られるようになり、だんだん女帯が主力になっていったものです。
博多帯は男物の角帯や、女物の単帯紋八寸といわれている名古屋帯が主力でしたが、最近は袋帯のブームに合わせて博多でも新しい感じの袋帯が生産されるようになってきました。博多帯の特徴は、帯を結ぶときになる絹ずれ(絹鳴り)と博多献上にみられる伝統ある独鈷縞などの模様にあります。

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