着物の小物について2【板橋区なら、即日発送可能】

和装小物

 

■半衿

半衿は長襦袢や半襦袢の衿の汚れを防ぎ、装飾としての役割も果たす便利なアイテムです。最近では、おしゃれ着として刺繍をほどこした衿を付ける方もいるようですが、お茶席では基本的に白の半衿を使用します。半衿の素材は縮緬、塩瀬、羽二重、夏には絽、麻もあります。袷と単衣の襦袢には塩瀬もしくは羽二重など、絽の襦袢には絽の半衿を合わせます。麻は盛夏や麻の着物に合わせましょう。

 

■長襦袢

「じゅばん」という言葉は、ポルトガル語の「ジバン」が由来と言われています。江戸末期に日本に伝わってきたジバンが、日本在来の肌着を総称するようになり、半襦袢、肌襦袢、長襦袢と呼ぶようになりました。
長襦袢は着物の下に着用し、下に着ているものをすっきりと整える役割があり、対丈に仕立てたものです。仕立ての目安としては、ご自分の身長の首から床上がり5cmくらいです。留袖などの礼装には白の長襦袢と決まっていますが、それ以外には淡い色のグラデーションのものや柄など袖口から見えるおしゃれを楽しむ醍醐味があります。ただし、薄物の着物は透けるのですぐ下に着る長襦袢は白がよいでしょう。
長襦袢も着物と同じように季節によって変わります。基本的には、袷の長襦袢は10月~5月ころ、単衣は6月と9月、絽は7月8月ですが、絽以外の時期は袷もしくは単衣のどちらかだけを着る方もいるようです。
半襦袢は、長襦袢を合理的に切ったもので、半襦袢と裾除けが分かれているのが特徴です。体型に合わせて着付けがしやすいのも魅力です。長襦袢も半襦袢も着付けの前に半衿を付け、また衿を抜きやすいように力布を付けたりします。

 

■肌着

肌着には肌襦袢と裾除けに分かれた二部式のものと、ワンピース型のもの、着付けをしやすいように考えられた下着に近い形のものがあります。肌襦袢と言われるものは半襦袢よりもやや丈が短く袖幅・衿幅が非常に狭く、袖下に袖下あき、脇に宮津口があるものを言います。これに、肌着の裾除けを合わせます。
肌着は直接肌につけるものですから、吸湿性があり、自宅で洗濯できるものを選びましょう。また、上に着ている着物のシルエットに響かないかどうか、肌になじむかどうか、足さばきがよいかどうかなどをチェックします。
肌着には厳密な季節の違いはありませんが、冬場にはガーゼか保湿に優れ、夏場にはさらしが肌さわりがさらっとしているので好まれているようです。他にも、和装用の上の着物に響かず、伸縮性のあるブラジャーやガードルなども市販されておりますので、下着のラインが気になる方は利用してみましょうね。

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