■雨の日対策

雨の日の必需品は傘だけではありません。コートや履物、タオルや予備の足袋などを準備して、雨の日の着物姿も美しく楽しみましょう。

着物は洋服のように気軽に丸洗いすることができません。そのため、雨除けはもちろん、泥はね除けにもなる雨コートは、雨の日には欠かせないアイテムなのです。雨コートには、長コートと、上下に分かれる二部式のものがあります。二部式のものは丈が調節でき、雨上がりに下を外せば道行コートとして着られます。そのほかに、紳士用のように大きめの傘、雨下駄または草履用のカバー、予備の足袋、タオルも雨の日の必需品と言えるでしょう。

 

【泥はねやシミにご注意】

雨の日の外出で最も心配なのは泥はねです。足元の対策としては、まず予備の足袋を必ず持って出かけます。また、草履は布製ではなく革製のものを選んでカバーをかけて使いましょう。つま先のビニールカバーの他に、全体をすっぽりと包むレインシューズなども市販されています。また、最近はカラフルでおしゃれな雨下駄用の爪皮も多数販売されています。上手に使って、雨の日ならではの足元のおしゃれを楽しみましょう。

万が一、裾に泥はねがついてしまった場合は、濡れている時に手入れすると余計に汚れを広げてしまう恐れがあるので、完全に乾いてから手で軽くもむか、柔らかいブラシなどでこすって落としましょう。

【着終わった後の手入れ】

石鹸で奇麗に手を洗い、着物のほこりを軽く払ってハンガーにかけます。半日から一日、陰干しにして風を通します。帯や長襦袢、帯揚げ、帯締めなどの小物も同様にします。シミや汚れ、シワも点検し、適切な処置をしておきましょう。半衿は外し、洗ってアイロンをかけておきます。足袋、肌襦袢、裾除けも 洗っておきます。着物は畳んで、たとう紙に包み、タンスや衣装箱に収納します。

【取り出しやすい収納法】

着物をたとう紙に包んだ時に、上に着物の種類を書くのは一般的ですが、それでは箪笥に収納したとき、どの包みにどの着物が入っているか、一目で分かりませんよね。こんな不便を解決するのが、短冊です。短冊に書いて、手前に垂らしておけば迷うことはありません。