着物用語集『し』その2 【千葉市なら、即日発送可能】

着物用語集

『し』
■絞り(しぼり)・・・布に青花で下絵を描き、模様の部分を糸やテープなどで固く縛って防染し、染液に浸して染めると、染め残りの部分が「絞り」模様となります。
■地紋(じもん)・・・織物の組織や糸使いの変化で布の表面に現れる模様のこと。染下生地として紋綸子や絞り縮緬などがそれで、紋の柄としては波、雲取り、亀甲、山水、芝露などが多いです。地紋の大きさによって一釜、二釜…四釜、五釜と分けられ一釜は主に振袖、付下げに用います。
■紗(しゃ)・・・生糸をからみ織にした一種の絹織物で、織目は粗く軽くて薄いのが特徴。布面に隙間があり通気性に優れ、盛夏用の着尺や羽織地として用います。光線の具合で水紋が現れて涼しげです。
■ジャガード(じゃがーど)・・・紋織物を織るの機械名称で、フランス人のジャクワールが発明したもの。明治初期に日本に輸入されました。複雑な模様を作り出すことが可能。
■洒落紋(しゃれもん)・・・伊達紋と同じ。家紋と違い、家柄を表さない紋です。花鳥や山水、文字などをデザインしたおしゃれ用の紋。
■十三参り(じゅうさんまいり)・・・十三歳になった男の子、女の子が、陰暦3月13日に福徳知恵音声のそなわることを祈願して、虚空蔵菩薩に参拝する行事のこと。京都嵯峨の法輪寺のものが有名。
■朱子(しゅす)・・・柔らかくて艶があり、コート、衿、帯などに使われる生地で、サテンとも言います。安土桃山時代のもので古い歴史があります。
■十徳(じっとく)・・・昔の上着のこと。左右の脇を縫い付けたもの。
■襦袢(じゅばん)・・・単衣仕立てで肌に直接着るものを「肌襦袢」、単衣または袷で衽のない着丈に仕立てたものを「長襦袢」、腰までの長さのものを「半襦袢」と言います。
■正倉院文様(しょうそういんもんよう)・・・奈良県の正倉院に残されている古代裂や染織物の模様のこと。
■装束(しょうぞく)・・・礼服、衣冠(昔の貴人の礼服のこと)。
■上布(じょうふ)・・・高品質な麻の織物で、主に着尺として使用する。夏用の衣類として用いられ、産地名をとり「越後上布」「宮古上布」「八重山上布」「能登上布」「近江上布」などと呼ぶ。
■シルクウール(シルクウール)・・・絹と毛の交織のこと。
■シルック(しるっく)・・・東レが開発したポリエステル異形断面糸帝人はシルパール、カネボウはソアリオンと表示されています。
■白絣(しろがすり)・・・白地の生地に絣柄の入ったもの。
■白生地(しろきじ)・・・染め加工をしていない織りあげたままの白い生地のこと。
■白無垢(しろむく)・・・上着、下着とも、全て白色の衣服のこと。神事、結婚、死などに清浄を尊んで用いました。現在は婚礼の打掛などに綸子地を使用したものがみられます。
■芯木(しんぎ)・・・着尺、付下げ、羽尺などを取り扱いやすいように丸く巻くもの。
■甚平(じんべい)・・・男性用の夏の軽装着。丈はひざまでのワンピース型と、上下二部式のものがあります。付紐で結びます。

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