素材から選ぶ
素材によって質感やお手入れの方法など、大きく異なります。質感重視、お手入れ重視、暖かさ重視など、お客様の着物の楽しみ方に合わせてお選びいただけます!
柄から選ぶ
着物選びの際に好みの柄を見つけるとワクワクしますよね!着物の柄は、コーディネートの際に重要な部分ですから、こだわりをお持ちの方も多いのではないでしょうか?季節感のある柄を選ぶ際のポイントは、ずばり「先取り」!実際の季節よりも1か月くらい先取りをするのが粋と言われています。
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訪問着について
初心者さんも丸わかり!訪問着って何?クリックで詳細を見る
- 年齢や未婚・既婚を問わずに装える華やかな着物です。
肩から胸、衿や袖にかけて、さらに前身頃から後身頃にかけて模様が施されています。例外もありますが、ほとんどの場合すべての柄が縫い目をまたいで続いており、一つの絵のように染められています。これを絵羽模様といい、訪問着の大きな特徴となっています。
白生地を採寸通りに裁断・仮縫いし、仕立てた時点で絵柄がずれないよう下絵を描きます。その後再びほどいて友禅染めや蝋纈染めなど、さまざまな技法で染色をするのです。
付け下げと見た目が似ているのでよく比較されますが、付け下げは柄がつながりません。訪問着の仕立ての方が手間や時間がかかるため、付け下げより格の高い扱いになります。
紋を付けると色留袖と同格になります。しかし近年は着る場所を限定しないという意味で、あえて紋を入れないことも多いようです。
訪問着は、大概の社交的な場で着用可能ですから重宝する着物と言えるでしょう。 失敗しない訪問着の選び方とは?クリックで詳細を見る
- ひとくちに訪問着と言っても多種多様なタイプがあります。
柄や格調、また生地などが選択の目安となるでしょう。訪問着は年齢や既婚・未婚を問わない着物だけに、自分に合ったものを選ぶ難しさがあります。実際自分の体に合わせて鏡を見ながら判断することをおすすめします。
フォーマルな場に着ることが多いなら華やかで品のある柄がよいでしょう。年齢が若ければ明るい生地で全体的に絵柄が多くいものを。年配なら裾に重点を置いた柄、控えめな色を着用すれば素敵です。
紋付きは準礼装として結婚披露宴や改まったパーティーにふさわしい装いになります。豪華な袋帯を合わせれば紋を省略しても社交着として充分活躍します。
いずれの場合も柄は重要なポイントです。花鳥風月は季節の先取りを心がけなければならないので着る時期を念頭に置いて選びましょう。めでたい柄、お悔やみ柄など限定されたシーンで着用するものもありますから注意しなければなりません。 訪問着の着用シーンとは?クリックで詳細を見る
- 訪問着は女性の準礼装です。
一つ手元にあれば多くの場面で活躍してくれますが、TPOを理解していなくては本当の魅力は引き出せません。訪問着を洋服で例えるなら、結婚式に着るワンピースというところでしょうか。決してカジュアルではないことを覚えておきましょう。
友人、同僚として招待された結婚式、格のあるパーティー、子どものお宮参りや七五三、入学・卒業式の付き添いなどに適しています。おめでたい柄や金地の入った袋帯を締めるといっそう華やかです。しかし家族や仲人、会社の上司、あるいはその奥様という立場での結婚式では訪問着ではなく、さらに格上の留袖を着ましょう。
結納や目上の方のお宅に伺う時などには、品のよい柔らかな印象の訪問着を着こなせば先方からの好感度が上がるでしょう。
お茶会なら炉開き、初釜に。普段のお稽古時はもちろん、大寄せや野点茶会では訪問着は格が高過ぎて不向きです。
ここぞ、という場面で着ることが多いかもしれませんね。 訪問着の類類、それぞれの特徴とは?クリックで詳細を見る
- 訪問着に一つ紋を付けることで、友人の結婚披露宴や格のある改まったパーティーにふさわしい準礼装になります。
振り袖と同じく絵羽模様なので、たいへん豪華な雰囲気を演出してくれます。
既婚者にとっては一番華やかな着物です。吉祥模様や箔をふんだんに使ったものは格調高く装えますから錦織や佐賀錦、織りの袋帯などを合わせてフォーマルな場でのコーディネートを楽しみましょう。
現在は無理に紋を入れず省略して、華やかなパーティーや同窓会、お茶会など社交着として幅広く着用される傾向にあるようです。背中いっぱいの柄や裾のみの柄。また、その柄も多種多様ですので年齢やシーンで選びましょう。
紬の生地でできた紬訪問着もあります。紬は普段着扱いですから礼装には向かず、結婚式や公式の場では着用できません。カジュアルなパーティーなどに適しているでしょう。
それぞれの訪問着の品格を理解した上でTPOに合わせた使い分けを心がけることが大切です。 未婚既婚を問わない訪問着、その歴史とは?クリックで詳細を見る
- 着物の歴史はたいへん古いのですが、意外にも訪問着はわずか100年ほどの歴史しかありません。
一般人が気軽に着られるよそいきという主旨で大正時代に三越呉服店(現・三越)から売り出されました。それまで着物に対する名称は統一されておらず、一般的に「小袖」と呼ばれていました。「小袖」は派手すぎるか地味すぎるタイプしかなかったそうです。 そこで名前の由来である英語の「visiting dress」と同格の位置づけで考え出されたのが訪問着です。当時はどうしても高価であったようですが、公式な場への訪問用、社交着に適している斬新でお洒落な着物はたちまち大ヒットとなりました。
当初は正装として三つ紋を付けるのが普通でしたが、現在は一つ紋、または紋を付けずに装うことが多いようです。そのことによりさまざまなシーンで着る機会が増えたということでしょう。 普段着として小紋や紬を着る人は別として、現代で一番着用されている着物は訪問着と言えるかもしれません。